京成バス新都心営業所の管轄路線、所属車両を主にまとめています。

2012年末に船橋営業所花輪車庫が廃止し、津田沼駅南口発着の京成バス便のほとんどが新都心営業所に移管された。
この際、夏に先行して新都心営業所となった茜浜車庫の車両だけでは足りなかったことなどから、花輪車庫から一部の車両が新都心営業所に転属した。

これらの車両は茜浜に配置された車両とは、異なる面がいくつかある。
その中でも代表的なのが「塗装」である。同じ船橋営業所でも花輪車庫は習志野市内を走行する路線が主だったことから、カモメ塗装ではなく京成標準の白青塗装として導入された。
そのため新都心営業所設立から3年近くは、旧茜浜のカモメ塗装と旧花輪の京成標準塗装が混在する光景が見られた。


花輪車庫から引き継いだ車両の例

この京成標準塗装車は、新都心移管からしばらくは花輪車庫が受け持っていた路線でのみ活躍した。尺が短いといったことがあってか、原則幕張地区に顔を出すことはなかった(ただしまれに幕22系統などに充当されていた)。

2013年末に松戸から3402・3406が、長沼からN526・N527・N559が転入した。このうちN559のみは中型。
変更前後の車番は以下の通り。
変更前変更後
34024519
34064520
N5264516
N5274517
N5594518
長沼転入分のうち4516・4517は2013年12月にオープンしたイオンモール幕張新都心のラッピングを施され、幕張本郷駅・海浜幕張駅とイオンモールを結ぶ「イオン〇〇」系統や途中でイオンを通る海61系統で運行された。
現在でも基本はこれらの系統でのみ運行され(海61は現在廃止)、原則これ以外の系統には入らない。ただしごくまれに他系統を代走することがある。
4518はイオンモールからベイタウンのホテル街を周遊する「イオン71」系統の専用車となった。こちらも原則イオン71以外には入らなかったが、まれに海61にも姿を現していた。その後新たに習志野出張所管轄のイオンモールお買い物バスができたため、習志野に転属し0803となっている。

松戸転入分は車番のみ変更し、旧花輪車とともに習志野市内を走る系統を中心に運行された。

しかし営業所内で塗装を統一するためか、これらの車両は順次塗装を京成標準からカモメ塗装へと変更されることになった。
塗装変更は車体更生時に同時に、津田沼にある京成自動車整備で行われた。

2014年に車体更生された4464を筆頭に、2015年以降は4481・4482などのPKG-規制の車両が順次車体更生とともに塗装変更された。
2013年の松戸転入分も車体更生と同時に塗装がカモメ塗装に変更されている。


更生後、茜浜車と比べて尺が短いために、公式側の「KEISEI」ロゴが小さいものになっているなどの相違点がみられる。

カモメ塗装に変更された車両(4493・4519)

カモメ塗装変更後も原則として習志野市内を運行する便で走っていたが、このあたりから旧茜浜車が習志野市内に現れることや、カモメになった旧花輪車が幕張に顔を出すなど、運用体制が崩れ始めた。
最近では旧花輪車の4492が4495と入れ替わりでベイタウン循環専用車となっている。

ただしこれらの塗装変更には例外も見られる。
まず、ブルーリボンシティやPJ-代のワンステップは、すでに車体更生が終わってたことや、他営業所や子会社への転属を考慮したことなどから、最後まで塗装が変更されなかった。
2013年転入のうち長沼転入分も塗装が変更されていない。
また、LKG代の4503と4504、QPG代の4511と4512は、車体更生前に市川営業所に転属している。
さらにBRCハイブリッドの4488は、いったん新習志野高速営業所に転属しているためか、塗装が変更されていない。

2016年にはイオン71系統専用車である4518(前掲)の代替として、江戸川からエルガミオの4105が転入したが、2018年に車体更生された時点で塗装が変更されていない。いすゞの中型だからだろうか。

なお、塗装変更の先駆けとなった4464は、現在新習志野高速営業所に転属している。

2018年には最後の標準塗装ノンステップだった4513がカモメ塗装に変更されたが、広告枠の位置が更生前と変わっていないことから、非公式側の「KEISEI」ロゴも小さいものになっている。

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