京成バス新都心営業所資料室

(2021.11)
日野　PJ-KV234L1（H19年式）ノンステップ
習志野200か・891
車台番号:KV234L1-7000589
2007.7製造

現：新習志野高速営業所H715

PJ-規制の新製配置当時、千葉県内の営業所はワンステップ車を導入していましたが、末期となった2007年夏にはノンステップ車が導入されることとなり、同車は船橋営業所花輪車庫に4465〜4467号車とともに導入されました。2005年に先行して配置されていた4888号車を含めて、花輪車庫では5両のみの配置となっていました。
PJ-規制以前の車両は非公式側の一番後ろの窓寸法が小さくなっており、外観における大きな特徴点となっています。

2012年末の花輪分割における車両移動では、他の4両が全て習志野出張所に転出となる中、この車両は唯一新都心営業所に継承されることとなり、同営業所では唯一の形態となりました。転出後は、花輪から引き継いだ津田沼口路線での運用がメインになりました。

2014年春には車体更生が施行され、塗装を京成一般塗装から鴎塗装に変更。京成のPJ-KVノンステップでは唯一の鴎塗装であると同時に、花輪から引き継いだ車両では一番最初に塗装変更が施されました。変更後は幕張地区の運用も担当する機会が多くなり、活躍の範囲が広がりました。
いつ頃からかは不明ですが、運転席前方に日野自動車のロゴマークが貼られています。

しかし同営業所のKL-車両の置き換えがひと段落した2016年、新都心営業所配置車両のサイズアップを図るためか、長尺の新車を導入して既存の短尺車両を転属させることとなりました。その一環として、この車両は同年秋に入った4536号車に代わる形で、新習志野高速営業所へと転出され、H715へと改番されました。
転属後は路線機器を取り外して貸切登録となり、エリアは変わらず企業送迎車両として運行していますが、稀に船橋競馬場駅〜ららぽーと間を結ぶシャトルバスに代走として使用されます。



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